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zoom RSS ゴッホと私 3  肖像画について

<<   作成日時 : 2014/03/01 17:25   >>

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 太陽の画家 フィンセント・ファン・ゴッホ
ゴッホは、たくさん自画像を描いています。それら自画像のなかには狂気を孕んだかに思えるのもあり、その自画像の眼差しには後ずさりしたくなります。でもゴッホが描いた肖像画のなかの人物の眼差しは、穏やかでやさしい感じがします。そう思うのは、私だけでしょうか。

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  肖像画とは、その人の姿、形をたんに描いたのでなく、その人が自然とともに生きている、勤労と休息の営みのなかから、育まれたその人の歴史のようなものが表現されたものなのだろう。そして、肖像画を描く作者の眼差しは、描かれるモデルへの慈しみでもあるのでしょう。
 以下、三点の作品を紹介します。

1888年・アルルの少女

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「ぼくは先日とても静かで、美しい娘を見た。灰色ブロンドの髪と灰色の眼をした娘で、淡いばら色の更紗模様のチョッキを着ていたが、それを通して堅くて小さな乳房が感じられた」



1887年・タンギー爺さん

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「タンギー爺さんは、60歳はこえているだろう。丸い顔、やや濁った青い眼、大きな鼻とごましおの無精髯、大きな手、いかにも人がよくて無邪気な楽天家だ」


1889年・郵便配達夫ルーラン

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「かれはソクラテス型の男で、いささか酒好きという点でもそうなのだが、したがって血色もすごくよい。細君が子供を生んだが、ご本人はたいへんご満悦だった。そしてタンギー親爺のように熱烈な共和党びいきなのだ。いやはや、なんて打ってつけのドーミエ式モティーフだろうか!」

 ゴッホには、そのほかにも医師フェリクス・レーやドクトル・ガッシェの肖像などがあります。ゴッホ、最後の地、オーヴェルでは、ドクトル・ガッシェとの交友がありました。
 1890年、6月4日、ゴッホは約束したとおり、ガッシェの肖像にとりかかった。白い帽子をかぶり、青い外套を着て、左手にジキタリスの枝をもっている。からだ全体を机にもたれるように、やや右に傾けて掛け、机の上の頬にあてた右手がそれを軽くささえている。表情は決して晴れやかなものではない。むしろゆううつそうである。
 だが、この絵はガッシェをひどくよろこばせた。
 「ほんとうの肖像画だ。色彩が生きている。生命がちゃんと動いている」

 だが、それからまもなく、7月27日の午後であった。オーヴェルの城の近くまで来たとき、彼はポケットからピストルを取り出し、自分の胸に向けて引き金を・・・・・・。



・とうとう大台の歳を迎えた自分は、過ぎ去りし時を振り返ってもみますが、訪れる毎日は白紙です。また心のなかには、いつまでも25歳のままの自分がいます。自分が好きな詩人や画家は、若くしてこの世を去った人が多いです。でも与えられた人生、これからも自分なりに歩んで行きたいと思います。顔は見えないけれど、ブログ仲間の詩や記事に励まされながら・・・。

 
 「ふるさとの道」

何年ぶりだろう
小学生のとき歩いた道を
歩いてみた
車での生活に慣れてしまって
歩くことの楽しさを
忘れていた
あの 赤とんぼ飛ぶ
黄金色の田園風景は
今はなく 新幹線の駅や
高速バスが
通る道が横切っている

過ぎてみれば
過ぎ去りし夢が
青空の輝きに
映し出される
透明な世界です

この世に生きるとは
前世での借りを返すためだと
この世での課題を
達成したら・・・
次は なにを学ぶのだろう
雪解けの
懐かしい道を歩きながら
歩くとは なんて静かな
時間なのだろう

明日になれば
なにごともなかったかのように
一日のはじまりです
でも きみは知っています
いつだって 愛をいっぱい
胸に 幼子のように
たった今 生まれたばかりの
ように





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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
ふーちゃん、こんにちは。
もう3月です。別れとスタートの春です。2月はニゲル、で、3月はサル、そして4月はシマッタ、だとか! 季節が早々と変わっていきます。 1日1日を迎えられる喜びを感じる毎日です。
歩くとは なんて静かな時間なのだろう――歩いてみるって、静かで生き返る時間なのですね。 心と、そして身体の全機能を使って歩くということは、きっと2本脚の人間の一番の自然体の動きなのですね。

 ゴッホの絵は、無条件に大好きです。わたしは、ゴッホの、これまで見てきたどの絵にも、理屈抜きであたたかさと優しさを感じています。
 ふーちゃんの詩集『夢の翼』もそうですね。懐かしさで心が落ち着きます。
 ふーちゃんの詩のように、わたしも静かな心で詩に向き合いたいこの頃です。


huko
2014/03/02 18:14
hukoさん、ありがとうございます。hukoさんの「坂上のディオラマ」 のように、
浮かぶ雲や鳥たちの羽ばたき、そして行き交う人の流れ、目にする景色がみな優しく感じられるっていいですね。コメントをいただくことは、いつも新鮮な喜びです。自分では気付かない考えや想いに出会い、うれしくなります。そして、ときに詩が書けたら幸せですね。
ふー
2014/03/02 21:03
不思議なことで、丹精こめてつくられた作品は、みんなどこかに命を感じますよね。
命が移るのか、命の香りが残るのか、それはわからないけれど、生きてるって感じますよね。絵と同じように詩の言葉にもそれを感じますよね。ふーちゃん、おたがい詩が好きでよかったですね。歩くように静かな心の時間に、明日を感じながら、助けられながら、これからも今を生きていけたらいいですね。

雪どけの道、寒の戻りもありますが、このまま穏やかな春に続いてほしいですね。
あともう少しですね。春本番まで・・・。
eri
2014/03/07 15:13
eriさん、あたたかなコメントありがとうございます。生きていると、納得できないことや、嫌なことにであったり・・・。だからこそかな、詩の世界があるっていいですね。
詩とはその人の心の声であり、その人の心の想いが詩となり、ひとりでも共感してくれたらうれしいですね。ほんとうに、春本番が待ち遠しいです・・・。
ふー
2014/03/08 20:28

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